1980年代になるとPASGTベストなどケブラー製のボディーアーマーが主流となったが、ケブラー製のボディーアーマーは拳銃弾や榴弾砲の破片に対して有効な反面、爆発で発生した大型の破片や小銃弾に対しては完全に無力であった。
しかし、1991年にアメリカ軍の特殊部隊で採用されたレンジャーボディアーマーはセラミックプレートを前、後部に挿入することで、それまで採用されていたケブラー製のPASGTベストでは不可能だった小銃弾の阻止を可能とした(ベトナム戦争中すでにヘリコプターの搭乗員用に小銃弾阻止可能なセラミックプレートが採用されていたが、現場では「チキンプレート(臆病者のプレート)」と呼ばれ、外してしまう者が多かった)。
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その後、PASGTの後継としてインターセプターボディアーマーがアメリカ陸軍と海兵隊で採用され、一般の兵士にも小銃弾を阻止できるボディアーマーが広く普及することになった。インターセプターボディアーマーは首、肩、股間にもケブラー製のアーマーが装備されPASGTと比べて大幅に防護範囲が拡大され、レンジャーボディアーマーで不評だった重量も大幅に軽量化されていた。
このように90年代から大幅に能力が向上した軍用ボディーアーマーであったがアメリカ同時多発テロ事件を契機としたアフガニスタン、イラクでの対テロ戦争では接近戦の増加や強力な爆弾による待ち伏せ攻撃(IED)が多発し、ボディアーマーの更なる改善が求められた結果、両側面部にもセラミックプレートを追加したIOTVとMTVが採用された。これらの選定時にはまったく新しい概念で作られたドラゴンスキンと呼ばれるボディアーマーも競争相手となったがこちらは採用されることは無かった。
陸上自衛隊でも自衛隊イラク派遣時に、当時採用されていた戦闘防弾チョッキでは危険と判断し防弾チョッキ2型を急遽採用して派遣部隊に装備した。